【完全版】アニメ『チェンソーマン』OP元ネタを放送順に徹底まとめ!元ネタ映画内容も紹介!

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この記事は約29分で読めます。

みなさん、こんにちは!こんばんは!

今回ご紹介するのは、2022年10月より放送スタートしました大人気アニメ「チェンソーマン」のオープニング(以下OPという)についてです!

皆さんもこの記事をご覧になっているということは、OPを見られた方は多いのではないかと思います。
繊細なタッチながら、見ごたえ抜群のバトルシーンはさすがMAPPAさんだなと思いました!

そして「令和4年アニソン大賞」おめでとうございます!!!
令和4年もたくさんの耳に残るアニソンが生まれましたが、今回紹介するチェンソーマンOP「KICK BACK」は作品の世界観とのマッチングが本当にすごかったです…!

お気づきの方も多いと思いますが、チェンソーマンのOPは数々の映画シーンなどからオマージュされている箇所が多数あり、SNSでも話題となっています!

この情報量、そしてネタの数、全てわかった人いるのでしょうか?
筆者は3つほどしか気づきませんでした…💦

これ、全てわかった方がもしいるなら、教えてほしい…!笑

今回は、そんなオマージュされている映画などについて観てみたいというかたもいらっしゃると思い、OP放送順にまとめ、さらには元ネタとなっている映画内容(あらすじ)などについても紹介していきたいと思っています。

この記事を見て学校や職場でちょっとしたうんちくの役に立てたら光栄です♪

アニメ『チェンソーマン』OPがかっこよすぎる…

こちらが話題の「チェンソーマン」のOPです!!
まずはこちらをご覧ください♪

何回見てもかっこいい…!!!

OP曲「米津玄師 / KICK BACK」

こちらのOP曲を担当しているのは「米津玄師」さんです。

◆曲   名:KICK BACK
◆作詞・作曲:米津玄師
◆編   曲:米津玄師/常田大希 (King Gnu / millennium parade)
◆Contains a sample of “そうだ!We’re ALIVE” 作詞・作曲 つんく

編曲にKing Gnuの常田さんを招き、作曲されています。
先日、10月27日にさいたまスーパーアリーナで行われたライブツアー「米津玄師 2022 TOUR/変身」のファイナル公演では、サプライズで常田さんと共演されていましたね♪

そして、米津さんと常田さんが「KICK BACK」について対談しています!!

元々、原作が好きだったと話す米津さん。
冒頭では、シリアス・グロテスクでありながら、主人公デンジが能力(チェーンソー)でめちゃめちゃにしていくことによって、物語をひるがえし、ギャグやポップに塗り替えていく様が今までにない漫画であり、興奮するようなものがあるとおっしゃっていました。

筆者も、同様の感覚を覚えました。
3時間ほどで漫画を一気見してしまうほどでした。
主人公が「壊して物語を切り開いていく」感覚は初めてでした。

対談動画は「KICK BACK」の作成秘話など大変面白い内容ですので、ぜひご覧になってみて下さい♪

こちらは「米津玄師 2022 TOUR / 変身」 ツアーファイナルで常田さんと共演した時の映像です。
めちゃめちゃかっこいい!!!!


曲を聴いてみると、んー!!?ってなりました。
Bメロ(Cメロ?)の転調がハンパないことになってますね。笑

でも、サビは一転して王道な感じでキャッチ―なメロディ…!
これは人気出ますよね…!

筆者が2022年で一番聞いた本当に大好きな曲です!!

こんな作詞・作曲できるのは米津さんしかいないのでしょう…!
すげーです。。。
とにかく、めっちゃかっこよい曲です!

モーニング娘。「そうだ!We’re ALIVE」のフレーズを使用

また、モーニング娘。の「そうだ!We’re ALIVE」の以下のフレーズが頻繁に使用されています。
◆「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」
◆「幸せになりたい」

公式サイトにも「Contains a sample of “そうだ!We’re ALIVE” 作詞・作曲 つんく」という形で掲載されています。
米津玄師さんと常田大希さんの対談があり、その中でつんくさんに「そうだ!We’re ALIVE」の歌詞をサンプリングすることを伝えていたことがわかっています。

そして実は、モーニング娘。が元ネタとして登場した背景理由と考えられる点が2つあります。

①チェンソーマンの時代背景が1997年
→モーニング娘。のデビューもチェンソーマンの世界と同じ1997年ということで、主人公デンジ達も聴いていたかもと思わせる設定内容となっています。

②原作漫画85話タイトル
「超跳腸・胃胃肝血(ちょうちょうちょう・いいかんぢ)」
→作者の藤本タツキ先生がアニメ化前からモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」をオマージュしていたということです。

以上の点から、チェンソーマンがアニメ化される前から「モーニング娘。」と接点があったと考えられます。

筆者もモーニング娘。の世代だったということ。
そして、米津さんと常田さんの楽曲が好きだったのも相まって、今回の「KICK BACK」は本当に嬉しすぎるアレンジで、この記事の執筆中も「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」のフレーズが頭の中をグルグルしております…!笑

OPの元ネタとなったシーンと映画を一挙紹介!

それでは、チェンソーマンOPの元ネタを放送順ごとに紐解いていきたいと思います。

上記の紹介動画では、少し省かれているシーンもあるため、追加して説明していきます。

※タイトル内(  )はOP開始から元ネタ登場までの秒数を表しています。

ダンテ・アリギエーリ「神曲・地獄篇」アリチノ(悪魔)(0~1秒)

チェンソーマンOPの初カットで描かれているのは、デンジがスターターノブを引き、チェーンソーのエンジンを掛けるシーンです。

この背景に用いられているのが、イタリアの詩人「ダンテ・アリギエーリ」の作品「神曲(しんきょく)」という長編叙事詩(※)に登場する「アリチノ(悪魔)」です。

この神曲という作品は「地獄篇・煉獄篇・天国篇」の3部構成となっており、「アリチノ(悪魔)」は「地獄篇」に登場します。

アリチノ(悪魔)をデンジに見立てているというメッセージなのでしょうか。
それにしても、OP冒頭のあの一瞬で見抜いた人はすごいですね…!

※叙事詩(じょじし)とは…?
物事や出来事を記述する形の韻文のこと。ある程度の長さを持つもので、一般的には民族の英雄や神話、民族の歴史として語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす。
引用:Wikipediaより

 

「神曲」あらすじ
ユリウス暦1300年の聖金曜日(復活祭前の金曜日)、暗い森の中に迷い込んだダンテは、そこで古代ローマの詩人ウェルギリウスと出会い、彼に導かれて地獄、煉獄、天国と彼岸の国を遍歴して回る。
ウェルギリウスは、地獄の九圏を通ってダンテを案内し、地球の中心部、魔王ルチーフェロの幽閉されている領域まで至る。そして、地球の対蹠点に抜けて煉獄山にたどり着く。
ダンテは、煉獄山を登るにつれて罪が清められていき、煉獄の山頂でウェルギリウスと別れることになる。そして、ダンテは、そこで再会した永遠の淑女ベアトリーチェの導きで天界へと昇天し、各遊星の天を巡って至高天(エンピレオ)へと昇りつめ、見神の域に達する。
引用:Wikipediaより

 



レザボア・ドッグス(1~9秒)

レザボア・ドッグスは、OPの冒頭でチェンソーマンの主要キャラがスーツ姿で道路を歩いているシーンの元ネタと考えられます。
歩くシーンラストのマキマさんの目つきが最高です。笑

◆映画情報◆
『レザボア・ドッグス』
(原題:Reservoir Dogs)

『レザボア・ドッグス』(原題:Reservoir Dogs)は、1992年のアメリカ合衆国の犯罪映画。クエンティン・タランティーノが、監督・脚本・出演の三役を務めた。2005年にイギリスの映画雑誌「Empire」が発表したインディペンデント映画ベスト50において『ターミネーター』、『ユージュアル・サスペクツ』といった作品を抑えて1位にランクイン。

ストーリー
ロサンゼルスを拠点とする裏社会の大物ジョーは宝石強盗を計画し、息子エディと共に6名の実行メンバーを集める。
互いの素性を隠すためにコードネームで呼び合い、いよいよ強盗計画が実行される。現場から逃走したメンバーが集合場所の倉庫に集まり始めるが、計画通りに運ばなかった事態の中で、情報が警察側に漏れていた疑いが生じる。
彼らは互いに不信の念を抱き、拳銃を突き付け合う。
引用:Wikipediaより

 

悪魔のいけにえ(9~10秒)

子供時代のデンジがポチタを抱きかかえているシーンの元ネタは「悪魔のいけにえ」です。
映画内の墓荒らしのシーンがオマージュされています。

◆映画情報◆
『悪魔のいけにえ』
(原題: The Texas Chain Saw Massacre)

『悪魔のいけにえ』(あくまのいけにえ、原題: The Texas Chain Saw Massacre)は、1974年のアメリカのホラー映画。

トビー・フーパーが監督、製作、キム・ヘンケルと共に脚本を務めた。出演はマリリン・バーンズ、ポール・A・パーテイン、エドウィン・ニール、ジム・シードー、ガンナー・ハンセン。
テキサス州に帰郷した5人の男女が、近隣に住む人皮のマスクを被った大男「レザーフェイス」に襲われ殺害されていく物語。
引用:Wikipedia

 



パルプ・フィクション(11秒)

公安対魔特異4課隊長を務める岸辺さんが銃を構えているシーン「パルプ・フィクション」という映画が元ネタだと考えられます。

◆映画情報◆
『パルプ・フィクション』(Pulp Fiction)

『パルプ・フィクション』(Pulp Fiction)は、1994年のアメリカ合衆国のクエンティン・タランティーノ監督による作品。
時間的な順序とは異なった流れの当時としては珍しい手法で構成される。
1994年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞。その他にも多くの賞を獲得した。
引用:Wikipedia

 

貞子vs伽椰子(12秒)

井戸の前でチェンソーマンがサムライソードとバトルしているシーンです。
井戸に落ちていくキャラは「沢渡アカネ」でしょうか?

日本のホラー映画「貞子vs伽椰子」が元ネタとなっています。

筆者が、今回のチェンソーマンOPで映画のオマージュか!?とひらめいたきっかけの映画です。
この映画と後ほど紹介する「女優霊」しかわかりませんでした…笑

そして、まさかの貞子さん(公式)もチェンソーマンのOPを見て粋なツイートしてました!笑

 

作者の藤本タツキ先生はコミック4巻のカバー袖で「貞子vs伽椰子が好きだ」と公言しており、今回のOPに採用されるきっかけとなった可能性があります。

◆映画情報◆
『貞子vs伽椰子』

『貞子vs伽椰子』(さだこバーサスかやこ)は、2016年の日本のホラー映画。
『リング』シリーズと『呪怨』シリーズのクロスオーバー作品。
白石晃士が監督・脚本を務める。

【あらすじ】
女子大生の倉橋有里は、親友の夏美からビデオのダビングを頼まれる。だが、そのことで偶然入手した、「見ると電話がかかってきてその2日後に必ず死ぬ」という“呪いのビデオ”を夏美が見てしまう。
二人は都市伝説の研究家でもある大学教授の森繁に助けを求め、霊媒師に夏美を除霊してもらうことになるが、除霊の最中におぞましい惨劇が起こり除霊は失敗してしまう。絶望に打ちひしがれながらも、有里は夏美を救おうと、都市伝説に記されていた方法に従って自らも呪いのビデオを見て呪いにかかってしまう。
一方、入ると必ず死を遂げるという“呪いの家”の向かいに引っ越してきた女子高生の高木鈴花は、ある夜その家の近くで行方不明になっていた4人の小学生のうち一人が、呪いの家の中にいるのを目撃する。かねてより呪いの家に興味を抱いていた鈴花は、遂に家の中に入ってしまう。その結果、鈴花を助けようとして家に入った両親が犠牲となり、命からがら逃げのびた鈴花にも呪いによる死が迫っていた。
そんな彼女らをそれぞれの呪いから救うべく、異端の霊能者・常盤経蔵と助手の少女・珠緒は、双方の異なった呪いを激突させることで元凶の貞子と伽椰子を同時消滅させるという、驚くべき秘策を実行しようとしていた。
引用:Wikipedia

ノー・カントリー(12~13秒)

OPでは一瞬で見切れてしまいますが、暴力の悪魔がベッドに座って靴を脱いでいるシーンです。
元ネタは「ノーカントリー」というアメリカ映画で、映画内のアントン・シガーは暗殺者で、出会った相手を次々と殺していく役でした。

アントン・シガーも映画内では暴力の悪魔のような存在として描かれており、暴力の悪魔とシンクロしているようです!

また、映画の原作は2005年に発表されたコーマック・マッカーシーの小説『血と暴力の国』(原題: No Country for Old Men)がモデルとなっており、小説タイトルが暴力の悪魔と関連していることから抜擢されたと推測することもできます。

◆映画情報◆
『ノーカントリー』
(原題: No Country for Old Men)

『ノーカントリー』(原題: No Country for Old Men)は、2007年製作のアメリカ映画。コーエン兄弟製作のスリラー映画。アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、麻薬取引の大金を巡って凄惨な殺戮劇が繰り広げられる。

2007年度の第80回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞の計4冠を受賞。
その他にも受賞多数(受賞した映画賞の一覧は下部に掲載)。
日本でも2008年度のキネマ旬報外国語映画ベスト・テン第1位を獲得した。
引用:Wikipedia

 



ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(13~14秒)

左ハンドルの車をバックする早川アキと助手席に同乗しているデンジのシーンは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のオマージュだと考えられます。

元ネタを引用すると、早川アキはブラッドピットデンジはレオナルド・ディカプリオの位置に座っています。
上記で紹介した「レザボア・ドッグス」や「パルプ・フィクション」と同じクエンティン・タランティーノ監督が務めています。

 

◆映画情報◆
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
(原題:Once Upon a Time in… Hollywood)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
(原題:Once Upon a Time in… Hollywood)は、2019年のアメリカ合衆国、イギリスのスリラー映画。

1969年にハリウッド女優シャロン・テートがカルト集団チャールズ・マンソン・ファミリーに殺害された事件を背景に、ハリウッド映画界を描いた作品。
クエンティン・タランティーノの監督第9作目であり、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットの初共演作品。
引用:Wikipedia

アタック・オブ・ザ・キラー・トマト(14秒)

初めてOPを見た時、コベニちゃんが机の上から降りようとしている様子が何を表しているのか、全くわかりませんでした…笑

公安のデビルハンターらが会議している様子は、トマトが人を亡き者にするオカルト映画「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」が元ネタであると考えられます。

◆映画情報◆
『アタック・オブ・ザ・キラートマト』
(原題:Attack of the Killer Tomatoes!)

『アタック・オブ・ザ・キラートマト』(原題:Attack of the Killer Tomatoes!)は、1978年に公開されたアメリカ合衆国のホラー・コメディ映画。
巨大化し人間を襲うようになったトマトとの戦いが、不条理なギャグの連続と、唐突なミュージカル・シーンを交えて描かれる。

あまりに粗雑かつ稚拙な内容から、カルト映画として一部に熱狂的なファンを持つにいたり、親愛を込めたニュアンスで「B級映画をも下回るZ級映画」「不朽の駄作」などと評される。
のちに3作の続編およびテレビアニメシリーズが製作されたほか、テレビゲーム化もされた。
引用:Wikipedia

 

女優霊(15~16秒)

筆者が今回のチェンソーマンOPの元ネタとしてわかった元ネタの一つです。

こちらはの元ネタは1996年公開の日本のホラー映画「女優霊」です。

◆映画情報◆
『女優霊』

『女優霊』(じょゆうれい)は、1996年公開の日本のホラー映画。
2010年にはリメイク版のアメリカ映画『THE JOYUREI 女優霊』が制作されている。

【概要】
WOWOW製作による「J・MOVIE・WARS3」のうちの1作。映画撮影所を舞台に、過去のフィルムに写っていた女優の幽霊にまつわる怪異を描いたホラー映画作品。後にジャパニーズホラーブームの先駆者として評価されることになる映画監督の中田秀夫と脚本の高橋洋が、初めて手を取り合って制作した映画作品である。

【ストーリー】
新人映画監督の村井俊男は自身のデビュー作を製作中、その作品のカメラテスト中に別の映像が紛れていることに気づく。村井はその不気味な映像に何故か見覚えがあるのであった。それ以降、撮影現場では奇妙な現象が起こり始める。
引用:Wikipedia

ジェイコブズ・ラダー(17秒)

天使の悪魔が階段に座っているシーンは、1990年公開の映画『ジェイコブス・ラダー』のオマージュであると思われます。
旧約聖書の「ヤコブの梯子」の影響を受けた作品で、「ヤコブの梯子」とは地上から天国に通じる梯子あるいは階段を意味します。

天使と関係する映画作品であり、藤本タツキ先生もコミック10巻でジェイコブス・ラダーが好きであるとおっしゃっています。

◆映画情報◆
『ジェイコブス・ラダー』
(原題:Jacob’s Ladder)

『ジェイコブス・ラダー』(Jacob’s Ladder)は、1990年に製作されたティム・ロビンス主演のサイコスリラー映画。

【概要】
本作は旧約聖書のヤコブの梯子の話にヒントを得ている。キャッチ・コピーは「人は、一日に一歩ずつ『ジェイコブの階段』を登っている」。
夢と現実の間で翻弄される主人公をティム・ロビンスが演じる。
また、『ホーム・アローン』で注目される前のマコーレー・カルキンが主人公の息子役として出演している。
本作の背景にある米国陸軍開発による化学兵器BZガス(3-キヌクリジニルベンジラート、通称ゾンビ・ガス)の開発過程における自国軍兵士に対する生体実験の事実と、その被験者が被った後遺症は実話とされる(MKウルトラ計画参照)。
引用:Wikipedia

コンスタンティン(18秒)

早川アキと姫野が見つめ合うシーンは、アメリカの「コンスタンティン」という映画です。
主演はキアヌ・リーブスで、悪魔祓いを描いた作品です。
アメリカンコミック「ヘルブレイザー」が原案になっています。

◆映画情報◆
『コンスタンティン』
(原題: Constantine)

『コンスタンティン』(原題: Constantine)は2005年制作のアメリカ合衆国のファンタジー・アクション映画。フランシス・ローレンス監督、主演はキアヌ・リーブス。上映時間は121分。原案はDCコミックス刊行のアメリカンコミック『ヘルブレイザー』(Hellblazer)。

宗教色が強い作品であり、キリスト教にまつわる単語や人物名、宗教観などが取り入れられている。また、エンドロールの後にも続きのシーンがあるという、当時のアメリカ映画としては珍しい構成になっている。
引用:Wikipedia

 



ビッグ・リボウスキ(28秒~33秒)

デンジ達がボーリングボールを拭くシーンが印象的なボーリングの場面は、1998年製作のアメリカ映画「ビッグ・リボウスキ」が元ネタだと思われます。

 

◆映画情報◆
『ビッグ・リボウスキ』
(原題:The Big Lebowski)

『ビッグ・リボウスキ』(The Big Lebowski)は、1998年製作のアメリカ映画。コーエン兄弟製作のコメディ映画。
同姓同名の大金持ちと間違えられ、誘拐事件に巻き込まれた男の騒動を描いている。
引用:Wikipedia

 

ソー・ラブ&サンダー(34秒)

早川アキがボーリングでストライクを出した後、水着のパワーが出現するシーンで使用されているのがマーベル・コミックのキャラクター「ソー」を基とする2022年発表の映画「ソー・ラブ&サンダー」が元ネタとなっているようです。

こちらは、パワーちゃん自身がオマージュされているわけではなく、「POWER」というロゴが「ソー・ラブ&サンダー」のロゴと同一であるという見解です。

 

◆映画情報◆
『ソー・ラブ&サンダー』
(原題: Thor: Love and Thunder)

『ソー:ラブ&サンダー』(原題: Thor: Love and Thunder)は、マーベル・コミックのキャラクター「ソー」を基とする、2022年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。
監督はタイカ・ワイティティ、脚本はワイティティとジェニファー・ケイティン・ロビンソン、出演はクリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベール、テッサ・トンプソン、ナタリー・ポートマンら。『マイティ・ソー バトルロイヤル』の続編でシリーズ4作目、また、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の29作目。

あらすじ
殆どの生命体が死に絶えたある惑星の砂漠を二人の親子が歩いていた。神ラプーを信仰する一族の生き残りであるゴアは娘のラブと共に最後の生き残りとして彷徨い続けており、食料も水もなくなったゴアは神に祈りを捧げるも甲斐なくラブは力尽きて死亡する。自身も力尽きようとしていたその時、彼は謎の囁きを聞きつけ、その方向に向かうと緑豊かなジャングルがあり、そこでは神ラプーが神を殺す武器ネクロソードの所持者の討伐を祝して宴を催していた。ゴアはラプーに助けを求めるがラプーは自身の為に死ぬことは当たり前のことであると助けを拒絶。それを聞き絶望したゴアは信仰を捨てる。腹を立てたラプーに殺されかけるゴアだがその神々への憎しみからネクロソードに新たな所持者として選ばれるのだった。彼はラプーを殺害すると全ての神を殺すことを誓い、神殺し“ゴッド・ブッチャー”として活動を始める。
引用:Wikipedia

 

エメラルドゴキブリバチ(44~45秒)

この描写は映画ではありません。

マキマの膝枕から起き上がるデンジの頭に注目してみてください。
なにか、輝く小さな虫のようなものがいませんか?

実はこれ、「エメラルドゴキブリバチ」というハチの一種なんです。
名前の通り、ゴキブリに毒を刺して巣まで誘導し、幼虫の宿主(餌)にする捕食寄生者です。

「マキマ&デンジ」の支配する関係性が「エメラルドゴキブリバチ&ゴキブリ」と近似しているようにも見て取れます
この一瞬の映像にもMAPPAさんのこだわりが伺えます…!!

 

寄生虫「ロイコクロリディウム」(49~51秒)


出典:Wikipediaより

こちらも、前述した「エメラルドゴキブリバチ」同様、映画が元ネタではありません。

マキマがデンジに食べさせようとしていたカタツムリの先に緑色に光る虫…
実は「ロイコクロリディウム」というカタツムリに寄生する虫なんです!

カタツムリの触角に寄生し、イモムシのように擬態し、それにだまされて食べた鳥の体内で卵を産み、鳥のフンと共に卵が排出され、そのフンをカタツムリが食べて再びカタツムリに侵入するというサイクルで生きています。ロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリは支配され、鳥に捕食されやすい明るい場所を好むようになるそうです。

こちらも「エメラルドゴキブリバチ」同様に、デンジを支配しようという意図が見て取れます。

 



CSM(1分0秒~1分1秒)

デンジが戦いの中で吹っ飛ばされた際に、がれきの跡が「C」「S」「M」の順になるのがわかります(一瞬なのでわかりづらいかもしれません)。
これはチェンソーマンのアルファベット「Chain」「Saw」「Man」のそれぞれの頭文字をとったものと思われます。

いやぁ、MAPPAさん、本当にこだわりがすごいです。

 

新世紀エヴァンゲリオン(1分1秒~1分5秒)

デンジの戦闘シーンで球体の敵から顔を出すシーンがありますが、こちらはテレビアニメ「エヴァンゲリオン」の第16話で登場する第12使徒「レリエル」と戦うシーンのオマージュではないかと思われます。

藤本タツキ先生は「エヴァンゲリオン」も好きなのでしょうか?
とにかくかっこいいシーンです!!

 

ファイトクラブ(1分6秒、1分9秒~1分11秒)

金色の球が転がっていく描写がありますが、こちらは1999年のアメリカ映画「ファイトクラブ」をオマージュしているものと思われます。

◆映画情報◆
『ファイト・クラブ』
(原題:Fight Club)
1999年製作のアメリカ映画

【あらすじ】
平凡な会社員の主人公「僕」は、何不自由ない暮らしを送りつつも満たされない感情を抱き、不眠症に苦しめられていました。

「世の中にはもっと大きな苦しみを持った人もいる」と精神科医に諭された「僕」は、末難病を抱えた人々が集う患者会に、患者と偽って参加を繰り返すようになります。
不幸を経験した人々を目の当たりにすることで、平穏な心を取り戻した「僕」。しかしある日彼は、自分と同じく偽の患者としてさまざまな患者会に現れる女性・マーラの存在に気づき、我に返って患者会に行くことをぱったり辞めました。

ある日「僕」は出張中に、自分とは正反対のワイルドな男タイラー・ダーデンと出会い友人になります。「力いっぱい俺を殴ってくれ」と主人公に頼むタイラー。ボロボロになるまで彼と殴り合った「僕」は、肉体的な痛みの中で、ようやく生きている実感を取り戻したと感じるのでした。

次第に2人の殴り合いに興味を持った人々が集まり、地下室で1対1の喧嘩をする秘密結社ファイト・クラブが設立されます。
その一方で、「僕」を通じてタイラーとマーラは仲を深め、3人で暮らし始めることに。「僕」はタイラーとマーラがセックスする音に苛立ちを感じ始めます。

徐々に会員を増やし全国に拡大していくファイト・クラブ。「僕」はタイラーが自分以外のメンバーたちと、なにかを計画していることに気付き始めました。
彼らは次第にテロ集団へと姿を変え、タイラーの発案した「騒乱計画(プロジェクト・メイヘム)」という社会破壊工作を実行に移そうとしていたのです。
引用:https://ciatr.jp/topics/226396#index-1

漫画 さよなら絵里(1分16秒)

OPのクライマックスに向かう爆破シーンでは、藤本タツキ先生が手掛けた漫画「さよなら絵里」のセルフオマージュが採用されているようです。

漫画「チェンソーマン第二部」にも、オマージュしたと思われる表現が登場しています。

 

風刺画(1分17秒~1分18秒)

OP終盤、ほんの一瞬、無邪気に遊ぶ幼い頃のデンジとパワー、雪の上に立つ早川アキ、そして本の上に立つマキマが登場します。

このシーンは「本を読む人と本を読まない人では見える世界がまったく違う」という風刺画をオマージュしていると思われます。ちなみにこの風刺画の作者は不明のようです。

本を読むことで元々自分にはない考え方・価値観・思考・知識が身につき、本を読む人と読まない人では見える景色に差が生じることを謳った風刺画のようです。

OPに変換してみると、風刺画同様、それぞれのキャラクターが見ている世界が違うことをイメージすることができます。

OP映像では、マキマが見ている世界は暗闇で何が見えているのかわかりませんが、下記Twitterでは画像加工で暗闇に何かいることを突き止めた方もいるようです…!
一体、何なのでしょうか?謎は深まるばかりです…

https://twitter.com/Elrd0x0/status/1579865607750963200?s=20&t=38J3oyGBaMj5lQcr_m0yHg

 

モーニング娘。「そうだ!We’re ALIVE」のダンス(1分21秒~1分24秒)

OPの最後、デンジとパワーが踊っているダンスですが、2ステップを踏んでいるようにも見えます。

これに関しては、OP曲「KICK BACK」のフレーズにも入っているモーニング娘。の「そうだ!We’re ALIVE」のサビのダンスにも似ていることから、取り上げてみました。

しかし、中には違う意見もあるようで、ディズニーの「The Hot Dog Song ホット・ドッグ・ソング」では?という声もありました。
確かにこちらも似ています…!!

真相は謎ですが、いずれにせよ、一緒に踊りたくなるダンスですね♪笑

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、人気アニメ「チェンソーマン」オープニングのオマージュされている箇所について徹底的に調査しました!

調査してみて感じたのは、OPをオマージュで構成しながらも原作とシンクロさせている大胆さ、そして細部までこだわり抜いた映像美、そしてかっこよすぎる米津玄師さんの「KICK BACK」…どこを切り取っても最高のオープニングだということがわかりました!

MAPPAさん、本当にすごいオープニングでした。ありがとうございます。

もちろん「チェンソーマン」はOPだけでなく、内容もエンディングにも力を入れておりますので、まだ見たことない方はぜひぜひチェックしてみて下さいね♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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