みんな勘違い?車のズルい合流は推奨されていた!「ファスナー合流」について調査!

生活
この記事は約6分で読めます。

みなさん、こんにちは!こんばんは!

今回、ご紹介するのは車を運転されている方なら一度は遭遇したことがあるのではないでしょうか?

片側2車線以上ある道路で車線が減少することによって発生する合流部。
そこで、渋滞の時などに合流箇所の車線がなくなる直前まで走行していく車


出典:https://unsplash.com/

こんな車がいると
「ズルいー!」
「もっと途中から合流しろー!」
といった非難の声が聞こえてきそうですね…

そう、筆者もそう思っていた一人でした。
そう思われないように、合流箇所だとわかれば、途中からウィンカーを上げて譲っていただきつつ、合流していました。

しかし、それは「間違い」だという情報が…!!
どうやら、「ファスナー合流」という方法があるらしいです。

聞いたことがある方もいると思いますが、まだまだ浸透していない合流方法です。
筆者も知りませんでした。

間違いってどういうこと!?
「ファスナー合流」って何!?

色々な疑問が浮かんできたので調査してみました!

今回の記事でわかることはこちらです↓

◆運転中の「合流」の間違いについて
◆車の合流で推奨されている「ファスナー合流」の方法について
「ファスナー合流」の効果について

ズルい!と思ってた車の合流「ファスナー合流」は推奨されてる!?


出典:https://unsplash.com/

今回のテーマである「車の合流」ですが、合流地点の途中から入り込むのは間違いだったという情報から、調査した内容を下記にまとめました。

ぜひご覧ください!

運転中の「合流」の間違いポイントとは?

片側2車線以上ある道路で車線が減少することによって発生する合流部では、合流しようとする側の車が本線の走行状況などを把握し、タイミングを見計らって合流することになります。

合流地点が渋滞していない場合は、スピードを保ちつつ合流すればよいのですが、渋滞する高速道路や大通りなどでは、本線側・合流側それぞれ譲り合いながら、車一台ずつ合流する様子が見られます。

しかし、渋滞時に合流部から本線へ入ろうとするタイミングは、下記図のようにドライバーによってマチマチです。


出典:NEXCO中日本サイトより(https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4747.html)

車線が減少する手前で本線に合流しようとする車
車線が減少する直前まで走行して合流しようとする車

SNSでも話題となっていましたが、なんとなーく、上記②の車がいると「先回り」しているようで、ズルしているようなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし実はその逆で、①の行為が間違いだということなのです…

んんんん!?どういうこと…!?

一体、何が間違いなのか?次章で確認してみましょう!!

車の合流で推奨されている「ファスナー合流」の方法は?

前章で車線が減少する手前で本線に合流しようとする車」の行為が間違っているとお伝えしましたが、結果として前章②の車線が減少する直前まで走行して合流しようとする車」が合流の方法としては正しいということです。

その②の合流方法を「ファスナー合流」といいます。
ファスナー合流は、以下の図のように合流部の先頭まで進み、1台ずつ交互に合流するという方法です。まさに、洋服のファスナーのように交互にかみ合っている様子から名付けられたようです。
この方法だと、至るところで合流するよりも交通の流れがよくなり、渋滞が発生しにくくなるようです。


出典:NEXCO中日本サイトより(https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4747.html)

上記の画像のようにラバーポールが先頭付近まで延伸されていれば、出口も限定され、途中から合流する車が減少すると思われます。
しかし、大体の合流地点は、長い距離で本線に合流できるようになっているため、どうしても途中から合流する車がいるのもしょうがないと思います。

ファスナー合流を推奨するのであれば、そういった対応も必要になってくるのではないかと思います。

また、以下のSNSのように「ファスナー合流」NEXCO東日本・中日本・西日本で推奨している方法で、名古屋高速では別な呼び名で「ジッパー法」として紹介されていたりもします。

「ファスナー合流」の効果は?

NEXCO中日本では、前章の画像のように合流地点にラバーポール区間を延長し、ファスナー合流の検証実験を行ったそうです。

運用開始から2カ月間の交通状況を前年同時期と比較した結果、交通量はほぼ横ばいだったのに対し、渋滞による損失時間が約3割減少したそうです。

また、渋滞している区間の平均通過時間も約13分から約10分に約3分短縮されたりと、効果も確認できているようです。

結果として、ファスナー合流は一定の効果があることが判明しました。
今後、慢性的な渋滞箇所などにも普及すれば、道路状況も良くなるかもしれませんね。

ファスナー合流については、効果があるといっても、ドライバーの皆さんの先入観として「受け入れがたい」と賛否両論あるとは思います。
しかし、こういった方法もあるんだなとわかっているだけで、直前の合流をされてもイライラせずに済むかと思いますので、この記事をきっかけに、ぜひ頭の片隅に置いてみて下さいね♪

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、高速道路や大通りなどの合流地点での「ファスナー合流」についてご紹介しました。

ファスナー合流の検証結果からも、その効果は有効であることが証明されているようですので、今後の整備や世間への浸透が大事なのかなと思いました。

そのためには以下のような取り組みが必要になってくるのかなと感じました。

◆検証時のラバーポールの延長による合流地点の限定化などの「ハード面の整備」
◆直前の合流は「ズルいこと」「先回りは申し訳ない」といった先入観があるため、そういった意識を変えるような情報発信をすること(「ソフト面の整備」)

こういった取り組みを通して、少しでも渋滞時の待ち時間が短くなり、目的地までの到着時間が短縮されれば、みんなが嬉しい気持ちになれますね!

この記事を通して、筆者も勉強になりました。
渋滞時は、こういったことも念頭に置きながら安全運転に努めたいなと思います!

まだまだ、浸透していない合流方法ですので、知らない人が全て悪いという訳でもないと思います。
ファスナー合流については、賛否両論あるとは思いますが、自分で試してみたり、周りの目もあって試しずらい…という方も、こういった方法もあるんだなと認知しているだけで直前の合流をされてもイライラせずに済むかと思いますので、覚えておいて損はないかと思います!

GW・お盆・年末年始の連休中や秋の行楽シーズンなどは特に渋滞が発生しやすいため、余裕を持った出発を心掛け、安全運転に徹しましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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