みなさん、こんにちは!こんばんは!
今回は筆者が最近実体験した「悪質商法(電話詐欺)」についてご紹介したいと思います。
ネットで調査してみると、他にも同様の被害に遭っている方がいる模様でした。
そこで本記事は、皆さんが少しでも私のような被害者が出ないようにすることを目的として執筆しました。
これからお話する筆者が体験した出来事は、誰にでも起こり得る事案です。
この記事をご一読いただき、頭の片隅に入れてもらえれば、もし電話がかかってきたときにも対処できると思います。
そして「こういうことが最近起こってるみたいだから気をつけてね」と周囲の方に伝えていただき、少しでも被害者が出ないようになれば幸いです。
また、被害に遭ってしまった場合の対処法についても後述しておりますので、併せて確認いただければと思います。
【実体験】北海道の海産物業者を名乗る人からの電話に注意!
それでは、筆者にどのようなことが起きたのか、順を追って説明していきたいと思います。
北海道の海産物業者からの電話
はじめに筆者の携帯電話に連絡がきたのは2022年の9月中頃でした。
〇〇水産という北海道の海産物業者で、少しなまり(北海道なまりなのかは不明)のある男性からの電話でした。
電話の内容こちらです↓
◆以前、ネットでうちの商品を買っていただいた方に連絡をしていて、今回もし良かったら物産展の商品を安くするので協力してもらえないだろうか?
後に、他の携帯電話にも同様の電話をしていたのだと気付きました。
真に受けて購入してしまった
筆者は、上記の電話に対して↓
(電話時は、この海産物業者かは定かでない)
◆北海道の海産物だから美味しそう
◆コロナで困っている業者さんを助けたい
(この時、住所も教えてしまいました…💦)ちなみに、購入後に調べたところ、数年前にネット注文していた北海道の海産物業者は別な業者でした。
それでは、筆者の電話番号をどこで知ったのか…??筆者はここで初めて「怪しい」と気付いたのです…
届いた品は…?
商品の内容はこちらです↓
※( )内は同様の手口で被害に遭った方が調査した市場価格を参考に記載しています。
出典:https://boosanpo.hatenablog.com/entry/2022/03/30/232744
※購入した商品画像ですが、自分で撮影する前に妻が開封して
食卓に並んでしまったため、下記画像は同様の商品被害に
遭われていたアッキーさんブログより引用しております…💦
◇ベニザケ(約1,000~2,000円)
◇ホッケの干物(約500円)
◇エビ(約500円)
◇松前漬け(約500円)
◇イカの塩辛(約500円)
◇サンマのみそ煮(約500円)◆合計:4,300円相当
1万円支払ったにしては量が少ないし、商品を見て「これ1万円するかな?」と疑問に思う商品だったのと同時に、これは「詐欺」だと自覚したのです。もはやどうすればよいかわからないまま、妻が商品を開封し始めていたので「まぁいいか」と思い、そのまま食べてしまいました。
食してみると、サンマやサケはやせ細ってボソッとした感じで、とても北海道の美味しい魚とはいえない粗悪な商品でした。
購入後のしつこい電話
商品の購入後、2~3日に1度くらいのペースで知らない携帯電話の番号から連絡が来るようになりました。
筆者は今回の件を受け、連絡先登録をしていない番号にはその場では出ないようにすることにしており、着信履歴から電話番号をネットで検索すると「北海道の海産物業者」という結果が出てきています。
その場合はすべて「着信拒否」設定をするようにしています。
特にストレスというほどではありませんが、これ以上の頻度で連絡がある場合は、警察や消費生活センターへ連絡した方がいいかもしれないと思っています。
その他の被害状況
今回の被害を受けてから、他の方で被害に遭っている方がいるのかを調査すると、かなりいらっしゃるようでした。
その被害の一例を掲載します。
【事例1】
何年か前に旅行先で蟹を購入した業者だと思い、協力するつもりで注文した。電話を切った後、旅行先と業者が話していた地域が違うことに気付いた。キャンセルしようと着信履歴にあった番号に電話をかけているが全く出ない。届いてしまったら、どうしたらよいか。【事例2】
会社名や商品の内容について聞いても曖昧なことを言うばかりで、不審に思い「要りません」ときっぱり断ったが、「送るから!」と言って電話を切られてしまった。届いてしまったら、どうしたらよいか。引用:https://www.pref.saitama.lg.jp/b0304/soudanjirei/210902.html
筆者のように協力する気持ちで商品を購入した方や、商品をいらないと断ったのに送り付けられるケースもあるようです。
このような場合だと、対応するのもどうすればよいか悩ましいですね…💦
被害に遭わないためには…?「きっぱり断る」
それでは、被害に遭わないためにはどうすればよいのでしょうか?
下記に対策をまとめました。
電話に対応して上記のような怪しい内容の電話であれば、「きっぱりと断る」ことが大切です。
以下は国民生活センターのアドバイスになりますので参考にしてみてください。
少しでもおかしいと感じたら、きっぱりと断りましょう
電話をかけてくる事業者の中には、「新型コロナウイルスの影響で収入が減って困っている」などと消費者の親切心や同情心につけ込み、消費者が断りづらい状況を意図的に作っている事業者や、「以前購入してもらったことがある」などと言って、消費者がすぐに断れないようにして執拗(しつよう)に勧誘する事業者がみられます。
海産物を購入するよう迫られても、必要以上に情に訴えてくる、話の内容に覚えがない・おかしな点がある、連絡先を教えてくれない、勧誘が強引など、少しでも不審な点があった場合は、相手と話し込まずにきっぱりと断りましょう。
引用:独立行政法人国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220714_1.html
被害に遭ってしまったら…?
「商品を注文して自宅に商品が届いてしまった場合」「一方的に商品が届いてしまった場合」などはどのように対処すればよいのでしょうか?
下記に対処法をまとめましたのでご参考にしていただければ幸いです。
商品購入を承諾した場合の対処法「クーリング・オフ」
業者からの電話勧誘によって契約をした場合、特定商取引法に定める「電話勧誘販売」に該当します。
業者からの電話で商品の購入を承諾したとしても、特定商取引法に定める書面を受け取った日から数えて8日間は、クーリング・オフ(無条件解除)をすることができます。
◆クーリング・オフ ハガキの記載例↓
出典:https://www.city.kagoshima.lg.jp/shimin/
shiminbunka/syouhi/kurashi/shohisekatsu/coolingoff.html
電子メールのほか、USBメモリ等の記録媒体や事業者が自社のウェブサイトに設けるクーリング・オフ専用フォーム等により通知を行う場合が挙げられます。FAXを用いたクーリング・オフも可能です。
一方的に商品が届いた場合の対処法
一方的に商品が届いた場合は、「受け取らない」ことが重要です。
もし、受け取ってしまったら14日間は保管し、その後は消費者が自由処分できます。
電話で勧誘され、魚介類の購入を承諾していないにもかかわらず、一方的に商品を送り付けられたときは、できれば送り主の名称や所在地をメモしてから、受け取りを拒否しましょう。
もし、商品を受け取ってしまっても、代金を支払う必要はありません。
特定商取引法により、所定の期間(受け取った日から14日間、消費者が商品の引き取りを業者に請求した場合は、その請求の日から7日間)は商品を保管する必要がありますが、その期間内に業者が商品を引き取らなければ、消費者が自由に処分してよいことになっています。
引用:独立行政法人国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220714_1.html
心配な時は「消費生活センター」に連絡を!
「商品を購入してしまってどうすればよいかわからない」「購入後も電話がたくさんかかってきて困っている」など、今後の対応が心配だという方は、消費生活センターの「消費者ホットライン」にご相談することをオススメします。
相談できる電話番号は「188(いやや)」です。
「消費者ホットライン」の詳細はこちらを参考になさってください↓
まとめ
今回は、筆者も被害に遭った「北海道の海産物業者を名乗った悪質商法」についてご紹介しました。
良かれと思って商品を買ってしまうと、粗悪な海産物が届くといった詐欺です。
1~2万円程度の被害ですが、お金を無駄にしているのは変わりありません。
筆者の場合は、既に手遅れ状態でしたので、本当に勿体ないことをしてしまったと後悔しています…
今回のような海産物業者を名乗る他にも似たような詐欺が横行しているようです。
これ以上の筆者のような被害を出さないためにも、家族や親せき(特にご高齢の方は狙われやすいようです)、ご友人など周囲の方々にも話のネタとして情報提供していただき、「きっぱりと断る」ようにしてもらえればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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